歯科衛生士勉強会ブログ③
スタッフブログ

前回に引き続き、小児の勉強会で学んだことを
今回もお話しさせて頂きます。
今回は糖質についてです。
糖質について
「虫歯」はお口の中に住み着いている細菌が、
お口の中に入る食べ物や飲み物に含まれる糖質を餌にし、
その際に作り出される酸によって歯が溶かされて、進んでいきます。
細菌にとっての栄養源は糖質ということです。
お菓子やジュースなどはもちろんそうですが、
お米や牛乳、野菜ジュースなど、他にも沢山の
食べ物や飲み物に糖質は含まれています。
しかし糖質といっても、
全ての糖質が細菌の栄養源になるわけではありません。
キシリトールは聞いたことがあるかと思いますが、
糖アルコールという分類に含まれる糖質
(キシリトール、エリストール、マルチトール、還元麦芽糖水飴など)は
細菌は好まないので虫歯にならないと言われています。
Q、ノンシュガー、シュガーレス、なら虫歯にならない?
【ノンシュガー、シュガーレス、無糖】
糖質のうち糖アルコールを除く単糖類、二糖類の
含有量が食品100g中(飲料100ml中)0.5未満
栄養成分のところに糖類の量を記載する必要がある。
(健康増進法:栄養表示基準)
つまり、ノンシュガー、シュガーレス、無糖でも
少量の糖質は入っているということです。
非糖質甘味料
非糖質甘味料などの人工甘味料などは、
糖質はありませんが、エネルギーがなく、
体を燃焼させることがありません。
体を冷やす作用があり、冷え体質になります。
甘味はあるので脳は満たされますが、
体は必要な糖分がみたされないので、
脳と体にズレがおこり、甘いものへの依存心や
中毒性が増す恐れがあるので注意が必要です。
キシリトール
キシリトールは上記でも説明したように
虫歯が好まない糖アルコールの糖質です。
キシリトール入りのガムや飴をなめても虫歯にはなりませんが、
あくまでも虫歯の追加予防方法に過ぎません。
キシリトールを食べていれば虫歯にならないというわけではなく、
毎日の歯磨きや食生活にプラスするようなイメージで考えてください。
【規則正しい食生活】【毎日の歯磨き】【定期的な歯科健診の受診】が、
虫歯予防には一番重要になることを覚えておきましょう。
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