歯科衛生士の勉強会ブログ①

小児の食育について
先日、小児の食育や口腔機能についての勉強会へ参加しました。
この勉強会では、
〇食育と生活習慣
〇甘味料について
〇歯ブラシの習慣づけ方
〇口腔機能について
〇口腔習癖による影響
〇歯並びについて
など、学ばせて頂きました。
今回はその中から「食育と生活習慣」で学んだことを
一部お話させて頂きます。
よくお母様やお父様より、
「子供には硬いものを食べさせた方がいいですか?」
と質問を受けることがあります。
確かに柔らかいものばかり食べていると顎が成長せず歯が並ぶスペースが無くなったり、大人の歯(永久歯)が斜めに生えてきたりしてガタガタになってしまう可能性があります。
ですが、硬いものを食べさせれば良いわけではありません。
お口を育てる為には以下のポイントが重要になります。
前歯の発達
これは、噛み切る力です。
前歯で引きちぎる力や噛む力をつけることで
口の周りの筋肉が鍛えられ、
また、ひと口の量を覚えることも出来ます。
前歯で噛み切ることが出来ていないと、
前歯の先がギザギザになってしまいます。この場合は要注意です。
臼歯の発達
これは、すり潰す機能です。
奥歯でしっかり噛み、すり潰すことで顎の成長を促します。
パンなどの柔らかいものではなく、お米や食物繊維を多く含んだもの(玄米、さつまいも、ごぼう等)を積極的に取り入れることをおすすめします。
舌の発達
これは、ベロで押し返す機能です。
噛んで、すり潰した食べ物をベロの力で
まとめてお腹の中に送ります。
食事はあえて細かく刻みすぎないようにしたりすることもおすすめです。
また食事中は飲み物を一緒に飲まないようにしましょう。
食べ物を水で流し込むと胃液が薄まります。殺菌力や消化時間が減少し、お腹に負担がかかったり、場合によっては食中毒を起こす危険性もあります。飲み物は食事の後にとるようにしましょう。
歯磨きの仕方もそうですが、お口の中の健康を保つ為には生活習慣が1番大切になりますので気をつけるようにしてください。
他にも日々の生活の中で気をつけるべきポイントが沢山あります。
この記事をお読みになって気になることがあれば、ぜひ当院にてお尋ねください。
歯科衛生士 出口
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